目の疲れや乾燥時のケア
仕事でずっとパソコンを使うため、目が乾いたりしょぼしょぼしたり、とても疲れます。手軽にできるケアの方法を教えてください。
女性/40代
2024/07/09
疲れ目はさまざまな原因で起こり、近視によるピント調節で目に負担がかかることも要因となります。乾燥や過労、体力低下、長時間のパソコン操作などのほか、ストレスなどの心理的要因によっても目の疲れを感じます。
目の疲れは、頭痛や倦怠感などを引き起こすことがあるため、以下のようなセルフケアを行っても症状が長期間変わらない、あるいは悪くなるようなら、眼科への受診をおすすめいたします。
●空気の乾燥やエアコンの風は、目を乾かしてしまいます。加湿器などで湿度50%以上に保つように工夫し、エアコンの風が目に直接当たらないようにします。最近は卓上の簡易加湿器もあります。濡れたタオルを干してもよいでしょう。
●パソコンの画面などを長時間見続けると、まばたきが減り、目が乾いた状態になります。パソコンなどを使用する際は、見るものの距離を変えたり(遠くを見る)、まばたきの回数を増やしたりして、目の筋肉のストレッチを定期的に行うようにします。
●パソコンのモニターを目の位置より低くなるように調節し、目を大きく開くのを防ぐことで乾燥を防ぎます。
●コンタクトは避けてめがねを使う。また、ドライアイ専用の保湿のためのめがねもあります。
●近くを見るときは、あまり目を近づけすぎず一定の距離(25cm)を保ち、1時間のパソコン作業に対し10分程度または1~2回程度の小休止をとることも大切です。
●睡眠時間をしっかりとるようにします。目だけでなく、からだ全体の疲れもとりましょう。
●目にとって大切な栄養素をとるように心がけます。
目のビタミンといわれるビタミンA:卵、牛乳、チーズ、緑黄色野菜、レバー、魚など
疲労回復・視力低下を防ぐ効果のあるビタミンB1:豚肉、魚、豆類、穀物など、ビタミンB2:レバー、肉、さば・さんまなど魚介類、乳製品、納豆、卵など
充血を防ぐビタミンC:果物、野菜、イモ類、緑茶など
目の毛細血管の血行をよくするアントシアンニン:ブルーベリー、適量の赤ワイン、ぶどう、いちごなど
●蒸しタオルや市販のホットアイマスクなどで目を温め、目のまわりの血流をよくすることで、涙の蒸発を抑える方法もあります。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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