腰の不調を感じたら?

最終編集日:2024/4/22

腰が痛くなる腰痛症の原因は実に多種多様です。腰の疲れ、重い物を持った場合などのほか、腫瘍、骨折、感染症、がんなどの病気によって生じる場合もあります。

腰の不調を感じたら、整形外科を受診しましょう。その際、医師に「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」を伝えると、適切な診断につながります。


●腰痛症には急性と慢性がある

腰痛症は、大別して急性腰痛症(発症から4週間未満)と、慢性腰痛症(腰の痛みが3カ月以上持続している)があり、原因や症状などによって治療法も違ってきます。


〈急性腰痛症〉……原因として、腰に無理な力がかかったときに起こる関節のずれ、腰の軟骨である椎間板(ついかんばん:腰の軟骨)の損傷、腰を支える筋肉、腱、靱帯などの損傷などが挙げられます。ぎっくり腰は急性腰痛症の代表的な症例ですが、そのほかにも圧迫骨折のような骨折が原因の腰痛や、腰椎椎間板ヘルニア腰椎すべり症、脊椎分離症(せきついぶんりしょう)などの病気が引き起こす腰痛もあります。

〈慢性腰痛症〉……長時間同じ姿勢でいるような生活習慣、運動不足、肥満などによる身体的影響や、ストレス、不安、不眠など心理的な要因で起こることが多い腰痛です。また、神経の障害によって起こる神経障害性疼痛(とうつう)の可能性もあります。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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