腰椎椎間板ヘルニアの診断にはどんな検査が必要?

2025/07/01
腰痛がひどくなり、受診しようと思っています。腰椎椎間板ヘルニアの診断には、どんな検査が必要なのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎(背骨の下から5つの骨)の間のクッションの役割をする椎間板が飛び出して神経を圧迫している状態です。
診断には、まず問診で症状やその経過を聞き、痛みのある部分の診察やMRI検査などをして、総合的に判断します。MRI検査では椎間板ヘルニアの場所を特定したり、大きさや形を見て、治りやすいケースか、手術が必要になるのかをある程度判断します。場合によっては、CT検査や造影剤を使ったX線検査などをすることもあります。
一般的に、腰椎椎間板ヘルニアは自然に症状が落ち着くことが多い病気です。症状の出始めは痛みが強いので、痛み止めや炎症を抑える飲み薬、ブロック注射で症状を和らげます。また、状況に応じて、安静にする、コルセットを使用する、腰椎牽引療法(腰椎を引っ張って整える)などの治療が行われます。症状が長く続く場合や、日常生活や仕事に支障があって本人が希望する場合には、手術で神経を圧迫しているヘルニア部分を取り除きます。最近では、内視鏡やレーザーを使った手術も行われています。


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