肩こりの起こり方とセルフケア

最終編集日:2022/10/15

読書がはかどる秋の夜、長い時間集中してからひと息つくと肩にこりを感じるかもしれません。なぜ肩こりが起こるのでしょうか。


病的な背景のない肩こりは、からだのなかでもっとも重たい「頭」を支えるために起こる「筋肉疲労」と「血行不良」がおもな原因と考えられます。


筋肉疲労の原因は、首や背中が緊張する姿勢を長く保つこと、猫背や前かがみの姿勢、体形、ストレスなどのほか、ショルダーバッグなどを片方の肩にかける習慣があって肩に負荷がかかることなどが考えられます。

また、肩のこりやすさは、体形や体質も関係しているといわれます。首が細い、なで肩であるなど、きゃしゃな体形の人は、首や肩の筋肉が少なく頭を支える力が弱いので、肩がこりやすくなるのです。女性に肩こりが多いのはこのためです。

血行不良の原因には、寒さや冷房、低血圧、貧血、運動不足などが考えられます。


長い時間読書をするときは、時々体勢を変えてみたり、からだを冷やさないように気をつけてみるとよいかもしれません。

生活習慣による慢性的な肩こりの症状は、運動や保温などのセルフケアをすることで軽快するケースが多いようです。人間のからだは使わないでいると、どんどん衰えていくため、まずは肩を動かすことを意識してみましょう。また、首周りや上半身、下半身の筋肉を鍛えることで、首への負担を減らすことができます。いろいろ試しても症状が軽快しない、逆に悪化するようなときは、整形外科医師へ相談するとよいでしょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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