頑固な首こり・肩こりをなんとかしたい
首から肩にかけてのこりがひどくて悩んでいます。仕事でパソコン作業を長時間していることが大きな原因だとは思いますが、症状を改善する方法を教えてください。

女性/50代
2025/01/16
首こり・肩こりの予防として、ふだんからよい姿勢をとるように心がけ、筋肉の疲労をためないようにしましょう。首・肩の筋肉を緊張させるような姿勢、例えば、机に向かって首を前に曲げ、手先の仕事を長時間続けることは避けます。仕事などでこういった姿勢を長く続けるときには定期的に休憩をとり、首を回したり肩を動かしたりするとよいでしょう。
こりや痛みを和らげる方法をご紹介します。いずれも10回ずつくり返します。ただ、痛みがあるときは無理をせず、少し痛いと思うところで中止しましょう。
筋肉を引き伸ばし、緊張を和らげる柔軟体操です。
① 首を前後・左右に曲げる
② 顔を左右に向ける
③ 首を回す
④ 腕を下ろし、肩をすくめる
⑤ 腕を下ろし、肩を前に出し、後に引く
⑥ 肩を回す
首や肩の筋肉を強くする抵抗運動です。
●肩すくめ抵抗運動
こっている肩の反対側の手で肩を押さえつけるようにし、この力に負けないよう肩を持ち上げる。
●首の側屈の抵抗運動
手を頭の横に当て、押さえつけるようにし、この力に負けないように頭を横に倒す。
首や肩は、頭や腕の重さを支えており、寝ているとき以外はいつも緊張しています。前かがみの姿勢や手先を使う仕事を続けると、緊張した状態が積み重なり、首から肩の筋肉が硬くなっていきます。その状態が続くと、いつも硬くこわばり、押さえると痛むようになります。筋肉の緊張が続くと、筋肉の血管が圧迫されて血液の循環が悪くなり、筋肉内に乳酸などの有害な老廃物がたまります。これらの物質が神経を刺激して痛みを引き起こすのです。
また、貧血、低血圧、高血圧などのほか、精神的な緊張が強いとき、冷え性など自律神経が不安定なとき、近視や乱視があり眼鏡の度が合わないとき、歯のかみ合わせが悪いときも症状が起こりやすくなります。
日常生活に支障が出るほど頑固な首こり・肩こりが続く場合には、原因を明確にさせるため、整形外科を受診されるとよいでしょう。診察とX線撮影により、首の骨に生まれつきの異常がないか、加齢による首の骨や椎間板の異常がないかなどを調べて、適切な治療を受けることが可能です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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