秋の味覚は、血糖値スパイクに気をつけて楽しもう

最終編集日:2022/10/6

お米に野菜、果物……食べ物のおいしい季節です。しかし秋の味覚は糖質が高く、血糖値を上げるものが多いのも気になるところ。血糖値が急激に上がるのを防ぐため、食べ方に気をつける必要があります。


空腹時の血糖値と食後の血糖値の差が大きく、食後に血糖値が急に上がることを、血糖値スパイク(グルコーススパイク)といいます。 健康診断などで調べる空腹時血糖値やヘモグロビンA1c(HbA1c:過去1~2カ月間の平均血糖値を示す検査)が安定していても、血糖値の急激な上下を繰り返すと糖尿病に移行することがあり、からだの重要な血管に障害が起こる可能性が高まると考えられています。食後の血糖値スパイクが起こっているかどうかは、血糖自己測定(SMBG)や医療機関で行われるブドウ糖負荷試験(ブドウ糖を飲み血糖値を測定する)で調べられます。


以下、食後の高血糖を防ぐ食べ方のコツをご紹介します。

●食事を抜かない

1日3回の食事は、ある程度決められた時間にとるようにします。食事を抜くと、次の食事で食後の血糖値が急激に上がるとされています。


●食物繊維の多い食品を先に食べる

食後すぐに血糖値を上げやすいのは、炭水化物を多く含む食品です。食物繊維の多い野菜や海藻、キノコ類を取り入れる、野菜から食べるなどの習慣は、糖の吸収を緩やかにしてくれます。


●しっかりかんでゆっくり食べる

ゆっくり食べると、食べ過ぎの防止につながります。また、早食いをすると血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが追いつかなくなり、血糖値が急に上がりやすくなります。


さらに、食後には体操やウォーキングなどでからだを動かすようにします。食後の運動は、血糖値を抑えることにつながります。食後1時間ごろが効果的です。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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