Question

食欲が抑えられず痛風に。どうしたらよい?

3ヵ月ほど前から食欲が抑えられなくなりました。食べても少しおくとまた腹が減って食べてしまいます。体重も増えました。よくないとわかっているのに食欲が湧いてしまい、困っています。 血糖値も上がり、 痛風にもなりました。食事療法はリバウンドします。どうしたらよいかわかりません。

男性/50代

2022/01/28

Answer

3カ月ほど前から食欲が抑えられず、食後も空腹を感じて食べてしまい、体重増加や血糖値の上昇、痛風を発症されたとのこと。よい食事療法はリバウンドしますとのことで、食事に注意した結果、食欲が増して体重が増えてしまったという状況でしょうか。食事療法に困難を感じ、相談をいただきました。


食事について、療養中の方は医師から食事の制限を指示される場合もあり、本来楽しいはずの食事を負担に感じてしまうことも多いものです。ご相談者は血糖値の上昇などを把握され、医師のもとで療養中と推測されますので、その状況を前提とした食事の注意点と、空腹への対処などを検討してみたいと思います。


三度の食事は、栄養バランスを整え、血糖値の乱れを防ぐために、主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜、海藻、きのこなど)を揃えることが基本です。そのうえで、満腹感を得るための工夫を取り入れ、食べ過ぎを防ぐよう心がけましょう。


私たちの脳には食欲をコントロールする「満腹中枢」があり、食事を始めてからおおよそ20分たつと満腹だというという情報を出します。つまり、20分未満で食事を終える早食いの人は、満腹を感じる前に食べ終わるため、よけいに食べ過ぎてしまう傾向があります。食欲にブレーキをかけ、十分な満腹感を得るためには、ゆっくり時間をかけて食べることが必要です。


早食いを防止し、満腹感を得るための食事の工夫点をお伝えします。

・ゆっくりよく噛んで味わって食べる。2、3口に一回は箸を置く。

・噛み応えのある食材をとり入れる(食物繊維が多い野菜、海藻、きのこ、豆など)。

・野菜は大きめに切る。骨付き、殻つきなど食べづらい料理を取り入れる。

・どんぶり、ラーメンなど、かきこんで食べがちな単品メニューはできるだけ避ける。

・最初に汁物や野菜料理など、エネルギーが低いものや、食物繊維が豊富でカサのあるものから食べる。

上記のような食べ方は、食後血糖値の急上昇を防ぐことにもつながります。


また、食後にまた食べてしまうのを防ぐには、以下のような工夫が挙げられます。

・食事が終わったら食卓から離れ、すぐに片づける。

・食後すぐに歯を磨いてしまう。

・食べ物を目につくところに置かない。

・食卓以外の場所では、飲食をしない。


それでもお腹が空く場合は、温かいお茶やハーブティー(無糖のもの)、昆布茶、スティック野菜、ところてん、トマトジュース、コンソメスープなど、エネルギーが低いもので、空腹感をなだめましょう。


血糖値や尿酸値に異常がある場合は、医師や栄養士の指導のもと食事を改善していく必要が出てきます。1人で食事療法がうまくいかない時は、一度かかりつけの医師に相談をしてみてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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