ときにはデジタルデトックスを
最終編集日:2022/1/22
インターネットは、もはや年齢にかかわらず生活と切り離せないものになっています。しかし、度が過ぎると「依存」というワナに陥ってしまう可能性も。インターネット頼みにならない生活をするためには、どのようなことを心がけたらよいのでしょうか。
インターネットに頼り切った生活とわかっていながら、なかなか抜け出せない人が少なくありません。1日中、スマホやパソコンの画面を見続けてしまうような状態では、他にしなければいけないことが後回しになってしまうことも問題。もしかすると、生活リズムが崩れたり、仕事や学業への影響が出ていたりすることも考えられます。
同じようにゲームやアルコール、ギャンブル、薬などでも依存の状態はみられます。コントロールしようと思うのに、ついついやってしまうということが続くと、自分を責めたり、自信がなくなったりしてしまうことも。それにより、さらに気持ちが落ち込み、結果として、よりインターネットの世界に現実逃避してしまうといった悪循環にも陥りがちです。
対処法としては、できるだけインターネットへの接続環境を減らすこと。とはいえ、すぐには難しいでしょうから、まずはパソコンを立ち上げる前に、何をしようとしているのかを書き出してみてください。自分自身をモニタリングする(何時間くらい使っているのか、何の時間が犠牲になっているのかを確認する)ことも有効とされています。
また、普段からインターネット以外にも、趣味などで自分の楽しみをつくっておくことが大切です。最近では一定期間スマートフォンやパソコンなどと距離を置くデジタルデトックスという考え方も注目されています。
ストレスを軽減するほか、現実世界でのコミュニケーションや自然とのつながりを実感できるというメリットもあります。
インターネットはあくまでも日常生活を便利にする道具です。依存している状態は、道具に使われているだけともいえます。目的を持って道具を使用できるようになることが、依存状態から抜け出すための唯一の方法といえるでしょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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