Question

SNSですぐ暴言を吐いてしまう

SNSで自分と違う意見をみると、すぐにカッとなってしまい、つい暴言を吐いてしまいます。なんであんなことを投稿してしまったのだろうと後悔するのですが、どうしてもやめられません。スマホを持たないようにしてみたのですが、イライラして何も手がつきません。どうすればいいですか?

男性/20代

2021/12/21

Answer

SNSでの暴言の投稿は、あなたが思っている以上に相手を傷つけたり、大きなトラブルを招いてしまう可能性もあるので、注意が必要です。スマートフォンを持たないと不便さを感じる側面も大きいと思いますので、SNSと上手につき合っていく方法を考えていきたいと思います。


SNS上で自分と異なる意見に接したとしても、すべての人がそれに反応して感情的になり、暴言を投稿するわけではありません。一時的に嫌な気持ちになったとしても、そのうちに忘れてしまう人のほうが多いのではないでしょうか。では、なぜあなたは、過剰に反応してしまうのでしょうか。


その理由として、2つの可能性を考えてみました。ひとつは暴言を吐くことによって、日ごろのストレスなどを発散させている可能性です。人は、怒りや不満などの感情を常に押し殺していると大きなストレスを感じるため、どこかでそれを外に出したくなるのだと思います。SNSでの投稿は抵抗感が少なく、簡単にできてしまうために、それがひとつのはけ口のようになってしまう場合があります。


もし、思い当たる節があるようなら、日ごろ何にストレスを感じているのか、それにどう対処してきたかなど、自分の生活を今一度振り返ってみてはいかがでしょう。SNSで暴言を吐いても、その後に嫌な気持ちが生まれるのであれば、かえって逆効果になってしまいます。SNSを見る時間を別のことをする時間に置き換えて、新しい方法でストレスを発散できるとよいですね。


もうひとつの可能性としては、あなたがSNSの投稿を真剣に受け止めすぎているのではないかということです。多くの人が不快な投稿などを受け流すことができるのは、それ自体をあまり深刻に捉えていないからではないでしょうか。


例えば、自分にとって大切な事柄において、親しい友人や家族などと意見が食い違ったときは、話し合うことでお互いの理解を深めたいと思いますよね。しかし、SNS上では自分の生活にそれほど影響のない話題について、見ず知らずの他人が意見を言い合っていることも多いと思われます。匿名性が高いため、あまりよく考えずに投稿している人もいることでしょう。


暴言を投稿したくなったときは、いったん立ち止まり、その相手はあなたが貴重な時間を割いてまで真剣に向き合わなければならないほど、あなたにとって大切な人なのかを考えてみてください。どうしても意見を言いたいときは、暴言ではない形で投稿できるとよいですね。


衝動的な投稿を防ぐためには、書いたものを投稿する前に、それが自分に送られてきたらどう思うかという視点で読み返してみることがおすすめです。あとで後悔することができるなら、そこできっと踏みとどまることができるでしょう。


このままではいけないと思えることが、変わるための第一歩です。ぜひ、あなたに合った方法を探してみてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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