PMS、PMDDの検査とは?

2025/03/25
PMSやPMDDを診断するための検査では、どんなことが行われますか?
この質問への回答
小山嵩夫クリニック 院長 小山嵩夫
PMS(月経前症候群)、PMDD(月経前不快気分障害)を診断するための特定の検査というものは、ありません。血液検査などを行う場合はありますが、これは似たような症状が現れるほかの病気を除外する目的で行われることがほとんどです。
PMSやPMDDの診断にとって最も重要なことは、症状の聞き取りです。患者さんが訴える具体的な症状(気分の落ち込み、抑うつ感、不安感、イライラなど)を聞き、その重さや深刻度を医師が評価して診断します。月経周期と症状の関係を明らかにするために、症状が現れるタイミングや期間も重要な情報です。いつどんな症状が現れ、どれくらい続いたかを月経の期間とともに2〜3カ月記録しておくと診断に役立ちます。
偏った食事や睡眠不足、運動不足、ストレスなどが症状を悪化させている可能性もあるため、生活習慣についても質問されることがあります。また、精神的な病気(うつ病や不安障害など)にかかったことがあるか、家族がかかったことがあるかどうかの既往歴も診断の手がかりになります。


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