eGFR

最終編集日:2022/7/29

尿は腎臓で血液をろ過してつくられます。このろ過量をGFRと呼び、腎臓機能の指標とされます。正確に測定するには、24時間もしくは2時間かけて尿をためる必要があるため、多くの人の検査結果をもとに考え出されたのが、eGFR(推算糸球体ろ過値)です。


検査でわかること

クレアチニンは筋肉が使われたときにできる代謝産物で、腎臓の機能が低下すると血液中や尿中に増えてきます。採取した血液中にどの程度のクレアチニンが含まれるかを調べ、その値と性別、年齢を用いて計算することで、腎機能を評価する指標であるeGFRを推算することができます。


eGFRの推算式

男性:eGFR(mL/分/1.73㎡)=194×レアチニン値-1.094×年齢-0.287
女性:eGFR(mL/分/1.73㎡)=194×クレアチニン値-1.094×年齢-0.287×0.739


基準値

60.0 mL/分/1.73㎡以上
(日本人間ドック学会)


基準値より低い場合に疑われる病気

腎機能障害、腎不全、脱水症、心不全、慢性腎臓病(糖尿病性腎症など)

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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