腎機能検査のeGFRやクレアチニンの数値で再検査に
健診の結果、eGFRの値が低く、またクレアチニンの値も基準値を少し外れていたため、再検査でした。生活で気をつけたほうがよいことは何でしょうか? また、ここ数年同じような数値でしたが、引っかかったのは初めてです。すぐに受診すべきでしょうか?
男性/40代
2023/06/22
健康診断などでは、クレアチニン値と年齢、性別から算出した値のeGFRを用いて、腎機能が正常に働いているかを評価しています。この値が低いと、腎機能が低下しているということがわかります。
腎機能は年齢が上がると低下しやすく、尿たんぱくや血尿などの所見がある場合などは、再検査がすすめられることもあります。
注意点としては、腎機能の低下が進行し、慢性腎臓病につながることを予防する必要があります。また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病があると、腎機能を低下させやすいといわれているため、肥満や運動不足、飲酒、ストレスなどがある場合は、少しずつでも改善することが大切といわれています。
受診の緊急性については、値としてここ数年大きく変わりがなければ、急に進行してしまうという可能性は少ないと考えられます。しかし、腎機能が低下しても初期には自覚症状がないことが普通なので、むくみや疲労感など、何か自覚症状が出たときにはかなり進行していることも多くあるので、少なくとも3カ月以内には受診されることがすすめられます。
再検査のための受診先は、泌尿器科や腎臓内科がよいでしょう。専門の診療科で具体的なアドバイスを受けることや定期的に検査を受けられることは、今後の健康管理にも役立つのではと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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