Question

腎機能の数値が悪化…精密検査を受けられる診療科は?

健康診断で「eGFR」「血清クレアチニン」の数値が悪くなり、腎機能が低下しているのではと気になっています。近くにある一般の内科で精密検査を受けることはできるのでしょうか? また、日常生活において腎機能低下を防ぐ方法を教えてください。

男性/40代

2024/12/18

Answer

腎機能の精密検査は、一般的な内科では難しく、専門的に診てもらう必要があるため、腎臓内科もしくは泌尿器科の受診が望ましいです。受診が難しい場合は、健診結果を持参してお近くの内科を受診し、検査について相談されることをおすすめします。


血清クレアチニンは、腎機能の評価・働きの確認を目的とする検査です。筋肉量に左右されるため、基準範囲に男女差や年齢差があり、女性や高齢者は低値です。日内変動があり、肉食後に上昇します。早朝空腹時が最も低く、絶食時に日内変動はみられません。値が高くなった場合は、腎機能障害が疑われます。


eGFR値は、腎機能(糸球体濾過量)の推定とCKD(慢性腎臓病)の重症度分類の確認を目的とする検査です。年齢とともに減少し、女性は男性より低値になります。クレアチニン、性別、年齢から計算され、60未満が3カ月以上続く場合は精密検査が必要になります。


日常生活における注意点として、食事面では、腎臓疾患を指摘された場合、たんぱく質や塩分、エネルギー制限などがあります。検査の結果をふまえて、主治医に相談されるとよいでしょう。

そのほか、腎機能の低下を防ぐための日常生活での留意点は下記の通りです。

・節煙または禁煙

・アルコールは控えめに

・休養と睡眠をしっかりとり、規則正しい生活をおくる

・バランスのよい食事を1日3食とり、減塩する

・血圧を定期的に計る

・風邪等の感染症に注意

・ストレスをためない

・冷えに注意

・水分をしっかりとる


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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