クレアチニン

最終編集日:2022/7/29

クレアチニン(Cr)は、筋肉が運動するためのエネルギー源として利用されたたんぱく質(クレアチン)が代謝されてできた物質です。通常、老廃物として腎臓でろ過され、尿とともに排泄されますが、腎臓の機能が低下すると血中にとどまり、クレアチニンの濃度が上昇します。


検査でわかること

この検査は腎臓機能を評価する指標となります。筋肉量が多いほど量も多くなるため、男性の基準値は女性にくらべてやや高めとなります。
検査は血液を採取して血中濃度を測ります。


基準値

男性 1.00㎎/dL以下
女性 0.70㎎/dL以下
(日本人間ドック学会)


基準値より高い場合に疑われる病気

急性・慢性糸球体腎炎、腎不全、うっ血性心不全、肝硬変など


基準値より低い場合に疑われる病気

筋ジストロフィーなどの筋肉の病気、尿崩症など

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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