腎機能の検査値がやや上昇。日常で気をつけることは?
健康診断の結果で、腎機能の指標であるクレアチニンの数値が前回よりやや高くなり、基準値の上限ギリギリでした。時折、足や手の先がチクチクすることも。数値を下げるためにしたほうがよいことを教えてください。
男性/40代
2023/05/30
クレアチニンは筋肉内にあるクレアチンの最終産物で、腎臓でろ過されて排泄されます。そのため、腎機能の指標にされています。また、クレアチニン産生量は筋肉総量と比例するため、男性のほうが女性より高めの値をとります。男性の基準値は、0.61~1.04㎎/dL(日本予防医学協会)となっています。
ご相談者は基準値の上限に近い結果であったため、一般に腎臓の働きを保つための生活面での注意点を以下に紹介します。
●アルコールはたんぱく質の吸収をよくするため、控えめにする
●過労に気をつけて、睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を心がける
●ストレスと上手に付き合う
●血圧を定期的に計る
●かぜなどの感染症や冷えに注意する
●減塩を心がける。練り製品などには塩分が含まれているのでなるべく味をつけない
●水分は過不足なくとる
●食事はバランスよくとることが大切
現在の状態を知るために一度、健診結果を携行して受診され、ときどき足や手の先がチクチクすることと合わせて、腎機能についても相談するとよいでしょう。なお、受診の際には、「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」などを伝えるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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