Question
糖尿病の治療中。尿たんぱく(±)で様子見は大丈夫?
糖尿病の治療中です。先日受けた尿検査で、尿たんぱくが(±)でした。腎臓に異常があるのでは、と不安に感じています。主治医は様子をみるとの見解ですが、すぐに対処しなくて大丈夫なのでしょうか?
男性/40代
2024/12/12
Answer
通常、尿たんぱく定性検査は、陰性(-)、疑陽性(±)、陽性(+)(2+)(3+)などで表示されます。
この検査は腎臓や尿路に異常がないかの手がかりになりますが、これだけでは、病変の判断や、病気の診断はできません。なぜかというと、腎臓や尿路に異常がなくても、高熱、一時的な過労やストレス、起立性などの生理的(からだの正常な反応)な理由で、たんぱく尿が現れることもあるからです。
ご相談者の場合、疑陽性(±)の原因は何が考えられるのか、ほかの検査結果も含めて腎臓機能が低下していないかを、主治医に確認されることをおすすめします。
腎臓機能の評価では、尿たんぱくのほか、尿検査では尿潜血、血液検査ではクレアチニン(Cr)、尿素窒素(BUN)などの項目を総合的に判定し、腎臓に異常がないかを判断します。経過も含めて総合的に診て、何らかの可能性があれば、主治医から次の検査や治療などが指示されるでしょう。
糖尿病の治療中とのことですので、血糖コントロールが腎臓の合併症を予防する一番の対策です。食事や運動のほか、薬を服用中であれば、指示どおりの使用の徹底を引き続き行うとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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