HbA1c(グリコヘモグロビン)
最終編集日:2022/7/29
血液中のブドウ糖は、赤血球に含まれるヘモグロビンに結合し、血糖値が高い状態がつづくほど結合する割合が増加します。このブドウ糖と結合したヘモグロビンを、HbA1c(グリコヘモグロビン、糖化ヘモグロビン)といいます。
いったん糖化したヘモグロビンは元に戻らず、赤血球の平均寿命(約120日)が尽きるまで血液中に存在します。そのため、糖化したヘモグロビンであるHbA1cの割合を測定すれば、過去1~2カ月の平均的な血糖値の状況を把握することができ、糖尿病の診断や血糖コントロールの確認に有効です。
検査は、血液を採取し、赤血球内の全ヘモグロビン量とグリコヘモグロビン量を調べます。過去1~2カ月の血糖値が反映されるので、空腹時血糖値のように食事の影響を受けず、いつでも検査することができます。
基準値
5.5%以下
(日本人間ドック・予防医療学会)
基準値より高い場合に疑われる病気
糖尿病予備群(6.0~6.4%)、糖尿病(6.5%以上かつ空腹時血糖が126mg/dL以上)
基準値より低い場合に疑われる病気
インスリノーマ、溶血性貧血など
監修
寺下医学事務所 医学博士
寺下謙三