コロナ感染後の神経痛や倦怠感は後遺症?
新型コロナウイルスに感染したあと、全身に神経痛のような痛みやだるさが続いています。後遺症なのでしょうか? この場合、何科を受診したらよいでしょうか。
男性/50代
2024/08/27
新型コロナウイルス感染症にかかったあと、コロナウイルスが検出されなくなっても、倦怠感や嗅覚障害などの症状が持続的にみられることがわかってきました。
感染時の症状の有無や年代にかかわらず現れ、場合によっては感染から1年経過したあとも症状がみられる場合もあります。
国内において新型コロナウイルス感染症の後遺症の定義はいまだ定まっていませんが、WHO(世界保健機関)では「新型コロナウイルス感染症後の症状」について、「新型コロナウイルスに罹患した人に見られ、少なくとも2カ月以上持続し、他の疾患による症状として説明がつかないものであり発症から3カ月経った時点にも見られる。」と定義しています。症状は、急性期から回復したあとに新たに出現する症状と、急性期から持続する症状があります。また、症状の程度は変動し、症状消失後に再度出現することもあります。
厚生労働省が公表している新型コロナウイルス感染症の後遺症に特化した診療手引きのなかで、こうした症状を「罹患後(りかんご)症状」と名付けています。
罹患後症状の主な症状としては、倦怠感や頭痛、動悸や息切れ、味覚障害や嗅覚障害、脱毛、記憶障害、集中力低下、その他があります。
一般的に罹患後症状は、時間経過とともに多くは改善していくといわれており、最近では、専門外来を設ける医療機関も増えてきましたが、地域により対応が異なります。
ご相談者は、新型コロナウイルスに感染してから気になる症状が続いているとのことなので、かかりつけ医がいる場合はかかりつけ医に、いない場合は内科にて相談されるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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