Question

夏場に鼻血が出やすく頭痛も起こる

夏場、暑くなると鼻血が出ることが増え、そのたびに頭痛も起こります。以前から肩こりによる頭痛があり、市販薬を利用しているのですが、最近は効きにくくなっています。

男性/40代

2024/05/13

Answer

鼻血の原因は、鼻をいじったときに傷がついたものから、鼻の炎症、高血圧などの全身的な病気までいろいろです。中高年以上でよく鼻血が出る場合は、高血圧が原因のことが多いものの、血圧に異常がなく、鼻以外にも出血しやすい部位(ちょっとした打撲で青あざができるような症状)がなければ、心配いらないことがほとんどです。


鼻血の90%以上は、鼻中隔(左右の鼻の仕切りの壁)の前方にある部分、ちょうど鼻に指を入れると触れる辺りから出血します。この部位は血管が多く分布していて、粘膜が薄く、鼻の入口にあるため刺激を受けやすく、傷つきやすいところです。刺激を受けることで血管が浮き上がってきて、少しの刺激でも出血するようになります。受診の目安は、「鼻血が止まりにくい場合や頻回に起こる場合」です。


ご相談者は鼻出血に伴い頭痛の症状が現れるとのことですが、副鼻腔炎アレルギー性鼻炎、高血圧の場合などは、鼻出血や頭痛が起こりやすい状態となります。しかし、鼻出血のあとに必ずしも頭痛が起こるものではありません。暑い日に鼻出血が起こりやすいのは、クーラーなどで粘膜が乾燥することが影響しているとも考えられます。


頭痛については、原因にはさまざまなものがあり大別すると以下となります。

1.脳や頭部の病気の症状として出てくる頭痛

2.ほかに病気が隠れているのではなく、頭痛をくり返すことが問題である慢性頭痛症


1つ目の、脳や頭部の病気が原因の場合には、時間経過とともに症状が強くなり、吐き気や嘔吐、意識がぼんやりする(意識の低下)、手足が動かしづらいなどの、脳特有の神経症状を伴うようになることが多いです。

一方、2つ目の慢性頭痛は、片頭痛緊張型頭痛、群発頭痛の3タイプに分けられます。いずれも全身に影響を及ぼすような進行性の病気が原因ではなく、同じような症状がたびたびくり返されます。頭痛のタイプによって、服薬治療が有効だったり、心身の疲労やストレス、肩こり、眼精疲労などの誘因を改善したり、入浴やマッサージなどで血行をよくするなどの対策をとります。

上記以外の原因としてかぜや疲れ、血圧が急に高くなったときなどに、一時的にみられるものもあります。


ご相談者は、肩こりからくる頭痛もあるようですが、頭痛が一時的に起こり、症状の悪化がない場合には、心配のない頭痛のことが多いです。しかし、頭痛の頻度が増え、市販薬が効かないときもあるとのことで、念のために一度、頭痛外来や脳神経外科または神経内科を受診いただき、心配のない頭痛であるか、隠れた病気はないかを確認していただくと安心です。もし、かかりつけ内科医があれば、そこで相談いただき、必要に応じて脳神経外科や神経内科の紹介を受けてもよいでしょう。

受診の際は、診療時間や予約が必要か、原因を調べるためには頭のCTやMRI検査が必要になる場合が多いので、検査機器の有無などについて、事前に電話で確認されることをおすすめします。隠れた病気の有無は検査を受けてみないと判断できないため、受診時に鼻血と頭痛の関連性を相談されるとよいと思います。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

頭痛
鼻血
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。