オーラルセックスでかかる可能がある性感染症は?
オーラルセックスをしたときに感染する可能性がある性感染症について教えてください。
男性/20代
2024/04/20
オーラルセックス(口腔性交)をした場合に感染が考えられる性感染症として、淋菌感染症(淋病)、クラミジアはパートナー相互によく感染するといわれています。梅毒、ヘルペスは、性器や口腔のいずれかに梅毒病変がある場合に感染し、EBウイルスは唾液内に多く存在するのでキスでも感染して伝染性単核球症を起こします。ヒト免疫不全ウイルス感染症(HIV)は、唾液のウイルス量が極めて少なく、感染率は高くないとされています。
淋病やクラミジアに男性が感染した場合は排尿時痛と膿尿、尿道のかゆみを起こすことがあります。また、梅毒に感染した場合は感染後、約3週間で感染した皮膚、粘膜に赤く硬いしこりやただれができ、足の付け根や脇の下などのリンパ節などが硬く腫れます。
伝染性単核球症については、潜伏期間は約30~50日であり、症状があっても軽く、特徴がないものとされています。また、ほとんどの人が一生のうちにEBウイルスに感染するといわれています。
感染が疑われる場合は、泌尿器科などを受診し、感染の有無を確認します。
一般的に感染症の診断には「起因菌そのものの検出」と、血液中につくり出される「抗体の検出」があります。感染部位からの病原検出は、からだから採取した病原微生物をガラス器内で人工的に増やして行うのですが、梅毒、B型肝炎ウイルスなど、はっきりと診断できない種類のものもあります。しかし、感染があれば、血中抗体がつくられ、血液検査で検出が可能となります。潜伏期間は3日から6カ月ほどで種類によって異なります。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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