のどの痛みとせきがつづいて約1カ月。咽頭がんでは…
かぜでもないのに、1カ月ほどのどが痛み、たばこを吸うとせきが出ます。「咽頭がんなのでは?」と不安です。病院へはほとんど行ったことがありません。
男性/40代
2022/06/20
せきは、空気の通り道にある異物を出そうとするからだの防御反応ですが、その原因の多くは、細菌やウイルスの感染によって起こります。
一般的なかぜの症状であれば、のどの痛みや腫れ、発熱、からだのだるさなどを伴いますが、気管支炎などの合併症がなければ、およそ1週間で改善します。ただ、治った後でも気道が過敏になって、せきがしばらくつづく場合もあります。そのほか、長引くせきで疑われる病気には、咳喘息や気管支喘息、咽頭アレルギー、慢性気管支炎、肺気腫など、さまざまな病気があるので、せきが8週以上つづくようなときには、専門科である呼吸器内科でよく相談するほうがよいでしょう。
咽頭がんの症状としては、上咽頭では、鼻づまりと鼻出血、耳のつまったような感じや難聴、中咽頭では、飲み込むときの違和感、のどにしみる感じ、のどの痛み・出血、息が鼻に抜けて言葉がわかりにくくなる、口を開けにくくなる、首のリンパ節の腫れなど、下咽頭では、飲み込むときの異物感、のどにしみる感じ、耳の周りの痛み、声がれ、首のリンパ節の腫れやしこりなどがあります。
自身でできる対策として、せきやのどの痛みについては、たばこの煙、冷気や乾燥した空気の刺激によって起こり、症状が悪化することが多いため、冷気を直接吸い込まないようにマスクを着用すること、まめに水分をとってのどを潤すこと、生活する環境の湿度を適切(湿度50%前後)に保つことで、症状を予防し、軽減させることができるので、これらのことを日常生活のなかで心がけることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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