子どもの急な発熱はどうすればよい?

最終編集日:2022/6/24

発熱で医療機関を受診すべきか、誰もが一度は迷った経験があるのではないでしょうか。子どもの場合、急な発熱に加えて、夜間に起こることも多いもの。家庭で発熱時のケアを行う場合のポイントをまとめました。


●室内環境の確認

エアコン等を利用して室温を25~27℃、湿度は50~60%くらいに設定し、体に直接、冷たい風がかからないように工夫しましょう。


●水分補給

発熱によって体の水分が失われるため、水分補給はこまめにしましょう。水分は白湯や麦茶、市販の経口補水液(子ども用)などがすすめられます。


●衣服や寝具の調節

手足が冷たく、震えなどがみられるなど、熱が上がっているときは、衣類や寝具などを調節して保温するようにします。熱が上がりきると、手足が温かくなり、汗をかいてくるので、熱がこもらないように薄着に。


●クーリング

首筋やわきの下、太もものつけ根には、比較的浅い場所に動脈が走っています。熱が上がり切ったら、その部分を冷たいタオルなどで冷やすと効果的です。嫌がるときは、ぐっすり寝ているタイミングで試してみましょう。


●解熱剤の使用の目安

熱が高いために機嫌が悪い、食事や水分がとれない、眠れないなどの場合に使用がすすめられます。小児ではアセトアミノフェンの安全性が確認されています。すでに受診して薬を処方されている場合は、医師の指示通りに使用してください。


なお、水分がとれない、ぐったりしている、顔色や機嫌が悪い、尿の量が少ない、頻回な嘔吐や下痢などがみられるときは、医療機関の受診を。ほかにも、気になる症状があるときは、医師の診断を仰いでください。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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