赤ちゃん用の救急箱の中身は?
生後11か月の赤ちゃんがいます。乳幼児がいる家庭に備えておくべき救急箱の中身を教えてください。
女性/30代
2021/12/21
救急箱には、受診するほどでもない軽い病気やケガのときや、受診するまでの応急処置のために、器具(衛生材料)と薬 (常備薬)を揃えておくことがすすめられます。 赤ちゃんの体調不良は発熱を伴うことが多いので、水枕や保冷シート、熱吸収シートなどを、すぐに使えるように準備しておくと便利です。
薬の準備については慎重に考える必要があります。例えば、かぜ薬や下痢止めなどは市販薬でも簡単に手に入りますが、赤ちゃんによっては薬の影響が強く出たり、症状によっては悪化したりすることがあります。赤ちゃんに使用する薬、特に飲み薬は、原則受診してその都度適切な薬を処方してもらうようにしましょう。
ただし、あったほうがよいと思われるのは解熱剤です。赤ちゃんには、アセトアミノフェンの坐薬が安全とされています。かかりつけの小児科医に相談して、夜間や休日の急な発熱に備えて、あらかじめ処方してもらっておくのもよいでしょう。
【例】赤ちゃん用の救急箱の中身の一例
●解熱剤 ●消毒薬 ●体温計 ●はさみ ●絆創膏 ●滅菌ガーゼ ●包帯・三角巾 ●消毒綿 ●ペンライト ●綿棒 ●水枕や熱吸収シートなどの保冷グッズ ●虫刺されの薬(かゆみ止め) ●ワセリン ●ピンセット ●毛抜き ●爪切り など
救急箱は半年に1回は点検して、使用期限が切れたもの、使用期限内でも外袋が汚れたもの、使用方法(用量用法)がわからなくなったものは廃棄して、新しいものを補充しましょう。赤ちゃんの手が届かない場所で、風通しがよく、涼しくて光の当たらない所に保管します。
冷蔵庫で保管する薬に関しては、救急箱に保管場所を書いておきましょう。家族構成などによっても必要な中身は異なります。詳しくは、薬局の薬剤師に相談してください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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