Question

乳幼児の夏かぜ・ヘルパンギーナの予防と対処法は?

7カ月の子どもがいます。ヘルパンギーナがはやっていると聞きました。ヘルパンギーナをはじめ、子どもの夏かぜを予防する方法と、かかってしまったときの対処法を教えてください。

女性/20代

2023/06/23

Answer

暑さで免疫力が落ちると、かぜの原因となるウイルスに感染しやすくなり、熱やのどの痛みなど、さまざまな症状を引き起こします。なかでも、特に子どもに流行しやすい夏かぜは、ヘルパンギーナと手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)の3つです。


これらの夏かぜは、保育園や保育所などでの集団感染が多く、ほとんどがせきやくしゃみからの飛沫感染です。日ごろから、こまめな手洗いとうがいを習慣づけ、食器やタオルの共用を避けるように心がけましょう。


また、親子で出かける機会が増える夏場は、遊び疲れて体力が落ちたときにも感染のリスクが高くなります。子どもが疲れていたら、外出を控えて休ませることも夏かぜの予防対策の1つです。十分な睡眠と規則正しい食事も大切です。

以下に、夏かぜにかかってしまったときの一般的な家庭での対処法を紹介します。


●ホームケア

多くの夏かぜには特効薬がないため、栄養と水分を補給して安静に過ごすようにします。発熱や下痢、嘔吐が続いたり、母乳や水分を飲まなかったりするような場合は、早めに受診しましょう。

●食事・水分

食欲がないときは、離乳食を無理に食べさせる必要はありません。脱水症状を防ぐために、母乳やミルク、水や麦茶などの水分を十分に与えましょう。下痢のときには、赤ちゃん用のイオン飲料がおすすめです。大人用のものは、糖分が多いので避けてください。

●入浴

熱が下がって元気なら、ぬるめのお風呂に入れたり、シャワーを浴びさせたりしてもよいでしょう。体がさっぱりして、ぐっすり眠れる効果もあります。熱が続くときには、体力を消耗しないよう、入浴は控えて、お湯を絞ったタオルでからだを拭いてください。特に首やワキ、お尻など皮膚がくっつく部分は汚れやすいので、きれいにしてあげましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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ヘルパンギーナ
月齢7カ月
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