果物は生活習慣病を招く甘いワナ!?

最終編集日:2022/5/22

イギリスのことわざに「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」とあるように、果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれます。健康の維持・増進に役立つ食品ですが、毎日の生活に上手に取り入れるために知っておきたいことがあります。


1つは、とり過ぎると血糖値が上がりやすくなる可能性があること。果物の中には、血糖値でおなじみのブドウ糖のほか、果糖、ショ糖などが含まれます。果糖は「血糖値を上げにくい糖」ですが、果物に含まれる糖は果糖だけではないため、とり過ぎるとどうしても血糖値が上がりやすくなってしまうのです。


もう1つは、果糖は脂肪に変わりやすく、食べ過ぎると肝臓に脂肪がたまりやすくなることがあります。肝臓に脂肪がたまると、血糖値を調整するホルモンであるインスリンの効きが悪くなり、血糖値にも影響します。


いずれも問題となるのは、とり過ぎです。一方、果物は肥満や生活習慣病の原因にはならないという研究報告も数多くあります。日本人の多くは果物の摂取が不足しているといわれます。季節を感じながら、毎日適量(1日80kcal)を楽しむのが正しいといえそうです。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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