Question

生活改善のための食生活診断を

約半年間、間食三昧を続けたため体重が増え、健康診断でコレステロール、中性脂肪等の数値が悪化しました。そこで、間食断ちをし、生活改善した結果、今回は体重、腹囲、すべての検査数値が好転しました。今後の参考に、現在の食事内容の改善点を教えてほしいです。平均的なメニューは以下です。

朝:おにぎり2個、バナナ1本、豆餅1個、アーモンドミルク200cc、豆乳100cc

昼:おにぎり2個、糖質オフ野菜ジュース200cc、ミックスビーンズ、ミニゼリー1個

夜:納豆、冷奴、メカブ、焼き鳥2本、ほうれん草サラダ、豆乳100cc

男性/30代

2022/10/18

Answer

前回の健康診断で指摘を受け、生活習慣改善に取り組み、体重・腹囲とも減り、今回の人間ドックでは所見のあった項目がすべて改善されていたとのこと。自ら生活を見直し、検査値がすべて改善されているとのことで、ご自身の健康管理の意識をとても高く持っているのですね。検査値が生活習慣の見直しだけで改善することは実際は難しく、なかなかできることではないと思います。


生活習慣病は、偏った食事を継続することで引き起こす疾病です。

食事の基本は毎食に主食・主菜・副菜をそろえることです。主食(ご飯・パン・麺)、主菜(肉・魚・まめ・豆製品・卵)、副菜(野菜・キノコ・海藻)です。その他に乳・乳製品は1日2品程度、果物は1日150g程度が1日にとりたい食品です。毎食主食・主菜・副菜をそろえることは難しい部分があると思います。3食のうち1食不足したときは他の2食で補う考え方で大丈夫です。


ご相談者の傾向として、朝と昼は主食が多く、主菜、副菜が少ない傾向がみられます。副菜を補うために糖質オフの野菜ジュースとる心がけは好ましいです。このジュースにどの程度ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれているかの確認をするとともに、ジュース以外に多種の野菜や海草等を食べるよう少しずつ調整されると好ましいです。ビタミンAが多い野菜、ビタミンCが多い野菜等、野菜の種類や季節によって摂取できる栄養素が異なるので、いろいろな野菜や海草、キノコ等の副菜を食べることが食卓も鮮やかに、味もバラエティーが豊富になります。副菜は1日350gの量が目安量です。


色々な食品を摂取することで偏らず、バランスよく摂取できることから厚生労働省では1日に30品目を食べることを推奨しています。

平均的な食事内容に乳製品の摂取がみられないので、アーモンドミルクの1回をヨーグルトなど乳製品に替えるとよりバランスがよくなると思います。また、間食断ちされたとのことで、甘い物が好きなご様子ですね。1日10%程度の間食は食事のバランスを崩さず楽しめる量と考えらます。食事は栄養素を摂取するためでなく、気持ちの満足度も大切です。以前のような間食三昧にならず、好きな甘い物を上手に調整して楽しんでください。無理なく継続できるペースが大切です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

食事
栄養
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。