Question
カルシウム拮抗薬の相互作用について
高血圧の治療中でカルシウム拮抗薬を服用しています。注意すべき果物があると聞きましたが、一緒にとってはいけないものがあるのでしょうか?

女性/60代
2021/12/21
Answer
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類がカルシウム拮抗薬の消化管での吸収や代謝に影響して、薬の作用を強めることが明らかにされています。それにより、血圧が下がり過ぎたり、頭痛、めまいなどを起こす可能性があります。
フラノクマリン類は、ぶんたん、だいだい、はっさく、夏みかんなどに含まれます。果皮、果肉、種に多く含まれるため、果肉やジュースだけでなく、果皮を使用したマーマレードジャムなどのとり過ぎにも気をつけましょう。一方、温州みかんやオレンジ、デコポンには含まれません。降圧剤の内服中は、特に柑橘類の摂取に注意して、気になることがあれば医師や薬剤師に確認しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
関連するキーワード
高血圧症
薬 飲み合わせ
治療薬
関連する病気
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。