カルシウム拮抗薬の相互作用について

2021/12/21
高血圧の治療中でカルシウム拮抗薬を服用しています。注意すべき果物があると聞きましたが、一緒にとってはいけないものがあるのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類がカルシウム拮抗薬の消化管での吸収や代謝に影響して、薬の作用を強めることが明らかにされています。それにより、血圧が下がり過ぎたり、頭痛、めまいなどを起こす可能性があります。
フラノクマリン類は、ぶんたん、だいだい、はっさく、夏みかんなどに含まれます。果皮、果肉、種に多く含まれるため、果肉やジュースだけでなく、果皮を使用したマーマレードジャムなどのとり過ぎにも気をつけましょう。一方、温州みかんやオレンジ、デコポンには含まれません。降圧剤の内服中は、特に柑橘類の摂取に注意して、気になることがあれば医師や薬剤師に確認しましょう。


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