乾燥が気になる季節のスキンケア

最終編集日:2022/10/27

少しずつ空気がひんやりとし、乾燥が気になる季節になりました。秋や冬の時期は湿度が低く、空気中の水分が減るため肌が乾きやすくなります。また、潤いが失われることで肌のバリア機能が低下すると、肌トラブルの原因だけでなく、肌の老化を早めることにもつながります。適切なスキンケアで、健康でみずみずしい肌を保ちましょう。


●泡で優しく包み洗い

からだや顔を洗うときは、石けんや洗顔料などをしっかりと泡立てて、肌を優しく包み込むように洗います。ゴシゴシと強くこするのは避け、なで洗いが基本です。さらに、石けんが長く皮膚についていると負担がかかります。石けん成分が肌に残らないように、ぬるま湯でしっかりと洗い流しましょう。


●長湯に注意

温かい湯につかることは、血行が促進されリラックス効果もあります。しかし湯船に長時間つかっていると、肌の潤いを保つ成分が奪われてしまいます。38〜40℃ほどの湯に20〜30分つかる程度にとどめましょう。保湿成分を配合した入浴剤の使用もおすすめです。


●保湿剤で肌を守る

洗顔や入浴後は、肌にタオルを優しく押し当てるように水分を拭きとります。ここでも強くこすらないように気をつけましょう。入浴後の清潔な肌には、保湿剤を塗ってスキンケアをします。

おもに肌に水分を閉じ込める成分であるセラミド、みずみずしさを保つヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が含まれているものがおすすめです。さっぱりとした乳液タイプ、皮膚を覆う効果の高い軟膏タイプ、その中間のクリームタイプなどがあるので、塗りやすさや使用感のよさなどを基準に選ぶとよいでしょう。


●内面からのケアも大切に

健康な肌を守るためには、内面からのケアも大切です。緑黄色野菜、肉・魚や大豆製品、乳製品などバランスのよい食事を心がけましょう。また、寒くなると水分摂取量が少なくなる傾向がありますが、夏場同様にしっかりとした水分補給を心がけましょう。

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監修

保健同人フロンティアメディカルチーム