陰嚢が腫れる

最終編集日:2024/1/19

概要

陰嚢が腫れている症状では、痛みを伴う場合と痛みがない場合があります。

痛みを伴う場合は、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)によって生じる精巣炎、尿道や前立腺の炎症が精管を伝わり精巣上体にまで広がった精巣上体炎があります。また、子どもから思春期に多いのが、睾丸につながる血管や精管がよじれて循環障害を起こす精索捻転症です。放っておくと精巣が壊死してしまうので注意が必要です。なお、陰嚢にボールがあたったり、蹴られたりしたときは腫れだけでなく、痛みが激しく気持ちが悪くなったり嘔吐したりします。

陰嚢が腫れているのに痛みがない場合は、精巣がんや陰嚢水腫があります。精巣がんは20〜30代に比較的多いがんです。痛みがないために気づかなかったり、羞恥心から受診をためらったりして診断が遅れることがないようにしましょう。

陰嚢水腫は精巣を包んでいる鞘膜のなかに液体がたまった状態で、鼠径ヘルニアと間違えやすいので注意が必要です。2~3歳までは自然治癒の可能性が高いので経過観察することが多いのですが、成人はなかの液体を注射器で吸引しても再びたまるので、根本的に治すには手術が必要です。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・陰嚢が激しく痛み、気持ちの悪さや吐き気がある

医療機関を受診

・痛みはないが、以前より大きくなってきた

・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)にかかってから腫れてきた

・腫れだけでなく、発熱もある

・陰嚢をぶつけて腫れている

セルフケア

日頃から入浴時に陰嚢に触れてみましょう。極端な左右差がないか、腫れたり、かたくなっていないか、普段から確かめることが大切です。陰嚢に異常を感じた場合は、恥ずかしがらずに泌尿器科のある医療機関を受診しましょう。

考えられる病気

監修

昭和大学病院 泌尿器科 講師

前田佳子

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