Question

幼児の陰嚢の腫れ

2歳の子どもの片側の陰嚢が腫れました。外傷はなく、おたふくかぜなどの予防接種も済ませています。受診して精巣捻転などではないことを確認したものの、原因はよくわからないとのこと。子どもの陰嚢が腫れるのはどのような原因が考えられるか教えてください。また、処方薬のイブプロフェンは痛そうでなければ飲まなくてもよいですか?

男性/30代

2023/09/27

Answer

2歳のお子さんの陰嚢が腫れ、受診しても原因がよくわからず、対処薬が出たとのこと。一般的に陰嚢が腫れる原因としては、陰嚢水腫や鼠径ヘルニアなどが考えられます。


●陰嚢水腫

妊娠5カ月ごろから胎児の腹腔内にあった精巣が下降を始め、鼠径(そけい)管といわれるトンネルをくぐって、陰嚢の中に収まります。このとき腹膜をかぶったまま下降し(鞘状突起)、腹膜は自然に閉じますが、精巣部分にだけ膜のすき間ができます。この中に液体がたまったものを精巣水瘤といい、この膜が閉じずに途中のすき間に液体がたまったものを精索水瘤といいます。両方をまとめて陰嚢水瘤(陰嚢水腫)と呼びます。陰嚢水腫の場合は、基本的に経過観察でよく、水腫自体が精巣の成長を阻害することはないものの、3歳を過ぎても消失しなければ、腹膜鞘状突起を切り離して糸で縛るだけの手術で治療することができます。


●鼠径ヘルニア

腹腔内から腹膜を被って下降してきた鞘状突起が、何らかの原因で閉じないことがあると、腸管などの内臓が脱出してきます(いわゆる脱腸)。これを鼠径ヘルニアといいます。ヘルニアがわかった場合は手術がすすめられます。


現在、お子さんは精巣捻転などではないとわかり、また経過観察でよいようなので、鼠径ヘルニアでもなさそうです。

イブプロフェンは解熱・鎮痛・抗炎症薬で、おもに症状があるときに服用する薬です。症状に合わせて医師の指示により、頓服や1日3回服用で処方されます。服用の必要性は遠慮なく医師に確認されるとよいでしょう。お子さんの症状によっては再度受診して説明を受けると安心ではないでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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