度々、胃が重く吐き気がする

吐き気は、脳幹の一部である延髄に存在する中枢の刺激によって起きる症状の一つです。

一般的に考えられる吐き気の原因は、脳や神経の病気（脳腫瘍、脳血管障害など）、内耳の病気（メニエール病、良性発作性頭位めまい症など）、消化器の病気（逆流性食道炎、胃炎、腸炎など）、心因性のもの（ストレス、自律神経失調症など）など、さまざまです。

消化器に何らかの問題が起きて症状が現れる場合には、食後や空腹時など特定の条件下であったり、痛みや下痢、食欲不振など特有の症状を伴うことが多くみられます。

日常的な対処方法としては、心身の休息を十分にとり、胃腸に負担の少ない食生活をおくることが大切です。暴飲暴食や香辛料などの刺激物を避け、消化吸収のよい食事、十分な睡眠を心がけましょう。

症状に改善のきざしがみられない場合は、内科を受診されるようおすすめします。どのような状況で症状が起こるか、ほかに伴う症状はないか、経過を観察し、受診の際に医師へ伝えるとよいでしょう。