膀胱炎を繰り返さないためのケアとは？

一般的に、膀胱炎はからだの抵抗力が落ちて体内常在菌のバランスが崩れると再発しやすくなります。予防のためには、以下のことに気をつけるとよいでしょう。

●十分に休息をとり、抵抗力の低下を防ぎましょう。

●バランスのよい食事を、3食規則正しくとりましょう。

●細菌を尿と一緒に排出するためにも、水分は多めにとりましょう。

●膀胱内で細菌が繁殖しやすくなるのを防ぐため、排尿をなるべく(3時間以上)がまんしないようにしましょう。

●腰まわりを保温し、冷やさないようにしましょう。

●細菌が尿道に入るのを防ぐため、排尿・排便後は前から後ろに拭くようにしましょう。

●性行為の後30分以内に排尿することも予防に有効といわれています。

女性は肛門や腟が尿道口に近く、また尿道が男性の1/4ほどの長さしかないため、菌が侵入して膀胱までたどり着きやすく、膀胱炎にかかりやすいといわれています。

細菌が増殖して膀胱炎を起こすと、尿意が近くなる(頻尿)、尿が出きらない(残尿感)、排尿するときの痛み(排尿痛)、尿に血が混じる（血尿)、尿の濁りなどが現れます。膀胱炎の症状が見られたら、早めに泌尿器科もしくは内科を受診して治療をすることが大切です。

治療の際は、医師から指示された服薬期間は必ず守るようにしましょう。途中で服薬をやめてしまうと菌が死なずに残ったり、薬剤が効きにくい耐性菌ができたりする原因となります。