マイコプラズマ肺炎の特徴、かぜとの違いは?
マイコプラズマ肺炎が流行しているようですが、普通のかぜとの見分け方や、症状の特徴について教えてください。
女性/40代
2024/08/27
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニアエという微生物によって引き起こされます。子どもや若い人に多くみられますが、抵抗力の下がった高齢者にもみられることがあります。
マイコプラズマ肺炎の症状の特徴には、下記のようなものがあります。
●初症状から3~5日ほどすると、乾いた咳(痰の出ないコンコンという咳)が出始めることが多い
●解熱後も3~4週間ほど咳が続く
●経過とともに、咳の症状がどんどん強くなってくる
●鼻炎の症状がみられることはあまりない(幼児ではみられることもある)
一方でかぜは、かぜ症候群とも呼ばれ、ウイルスや細菌を原因とする感染性呼吸器疾患の総称です。すべての年齢層で発症し、健康な人であっても日常的にかかります。鼻水や鼻づまりなどの鼻の症状、のどの痛みを主な症状とし、時には咳や痰、発熱、全身倦怠感を伴うこともあります。
症状の現れ方には個人差がありますので、症状から病名を見分けることはできませんが、周囲に流行があり、痰が絡まない乾いた咳が長引く場合には、マイコプラズマ肺炎を疑ってみる必要があります。
気になる症状がみられた場合には早めに医療機関を受診し、適切な検査や治療を受けていただくことをお勧めします。
また、マイコプラズマ肺炎には、ワクチンや特別な予防方法はありません。日頃から手洗いやうがいを行い、マスクを着用するなど、基本的な感染症対策を行うよう心がけましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
関連する病気
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。