Question

右下腹部の痛みが続く

右下腹部に痛みがある場合、どんな病気が考えられますか? 激痛ではないものの、座っている状態でも痛く、症状が長引いているため生活に支障が出ています。現在、子宮内膜症の治療中ですが、関係はありますか? このまま様子をみていていいのか、受診するなら何科がよいのか悩んでいます。


女性/40代

2024/06/17

Answer

腹痛はさまざまな原因から起こる可能性がありますが、右下腹部の痛みで一般的に考えられる原因と合併して起こる症状について説明します。


●大腸炎:腹痛以外に、下痢、血便、粘血便などが起こります。

●大腸憩室炎:腹痛以外にも主な症状として、発熱、下痢、吐き気。嘔吐などが起こります。 (大腸憩室症は通常は無症状ですが、大腸憩室炎を起こすと腹痛などの症状が現れます)

●炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など):腹痛のほかに、下痢・血便・発熱などの症状が、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

合併して起こる症状から上記の病気が疑われたら、消化器内科を受診します。


鼠径ヘルニア:腹痛以外にも、鼠径部が膨らみ、不快感や違和感が起こります。

尿管結石:腹痛のほかに、血尿や腰痛、冷や汗、吐き気・嘔吐、陰部周辺の痛みなどが起こります。

鼠径ヘルニアが疑われる場合は外科を、尿管結石の可能性が考えられる場合は泌尿器科を受診します。


●子宮付属器炎(卵巣炎卵管炎):腹痛以外にも主な症状として、おりものの異常や発熱なども起きてきます。

この場合は婦人科を受診します。


ご相談者は痛みが続き、生活に支障が出ているようですので、早めの受診をおすすめします。

受診する科がわからない場合には、まず子宮内膜症の主治医に相談してみるのもよい方法だと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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