Question

原因不明の動悸がよく起こる

毎日ではありませんが、頻繁に動悸が起こります。起こる時間はまちまちで、ひどいときは手足に震えがくることもあります。なぜこのような症状が起こるのでしょうか?

女性/40代

2024/01/24

Answer

動悸の原因には次のようなものがあります。


●心臓性のもの……心臓の病気が原因で動悸が起こることはよくあります。これには、大きく分けると、不整脈によるものと、そうでないもの(非不整脈性)があります。不整脈とは、正常洞調律(正常な心臓のリズムを示している状態)以外のすべての打ち方をいいます。したがって、すべての不整脈が脈の不整を伴うわけではありません。例えば頻拍症は、脈が1分あたり100回を超えますが規則正しい不整脈です。不整脈は、脈の不整の有無にかかわらず、動悸の原因になり得ます。心臓の病気によりますが、不整脈によるものではない動悸の原因として、弁膜症心筋症(原因不明の心臓の病気)、シャント(短絡)性心臓病、心房粘液腫などがあります。これらの心臓病は不整脈を起こすこともありますが、そうでなくても心臓の打ち方自体に変化を起こすため、動悸の原因となります。


●精神性(心因性)のもの……精神医学的な病気で動悸が起こることがあります。これには、パニック障害、全般性不安障害(慢性的に不安反応の発作がくり返され、不安ないし病的な恐れと心配が目立ち、自律神経系の変化を伴う心理障害)、身体化障害(さまざまな器官に関係する複雑な身体症状の病歴や身体症状を認めるにもかかわらず、それらの器官には明らかな異常がみられないことをおもな特徴とする精神障害)、うつ病などがあります。


●嗜好品や薬剤によるもの……たばこ、コーヒー、紅茶、アルコール、コカイン(麻薬)、アンフェタミン(覚醒剤)、交感神経刺激薬、血管拡張薬、抗コリン薬などで動悸が起こることがあります。またβ遮断薬の服用を急に中止したときにも動悸が起こることがあります。


●代謝障害によるもの……低血糖甲状腺中毒症(甲状腺ホルモン過剰によって生じる状態)、褐色細胞腫(副腎髄質組織の細胞に由来する通常良性の腫瘍で、カテコールアミンを分泌し、動悸、頭痛、悪心、呼吸困難、不安、蒼白および大量発汗を伴う発作性の高血圧を起こす)、いわゆるサバ中毒(サバ、カツオ、マグロなど赤身の魚はヒスチジンが多く含まれ、調理済みでも暖かい場所などに保管すると細菌のヒスチジン脱炭酸酵素によりヒスタミンができ、食中毒を起こす)などにより動悸が起こることがあります。また、閉経前後の女性では更年期障害によって、のぼせやほてりとともに動悸が起こることがあります。


●高心拍出量状態……貧血、妊娠、発熱などにより、心臓から拍出される血液量が増加して動悸が起こります。


●カテコールアミン過剰……健常者でも、からだの中で産生されるカテコールアミンの分泌が増加する運動、労作、精神的ストレスや興奮によって動悸が起こることがあります。


ご相談者は、動悸の症状が続いている様子なので、早めに受診することをおすすめします。まずは、緊急性が高い心臓性の可能性を考慮して、循環器内科の受診をしてみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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