虫などに刺された

最終編集日:2022/3/30

蚊、ハチなど虫に刺されたときには患部を流水でよく洗い、皮膚に残った針を取り除きます。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・意識が混濁している
・呼吸が苦しい
・けいれんを起こしている
・冷や汗が出ている
・短時間に複数箇所を刺された


医療機関を受診

数日たっても次のような症状がある場合は受診を検討します。
・患部が腫れて、なかなか引かない
・患部が熱をもっている
・痛みやかゆみがとれない


様子をみる

・1〜2時間で痛みやかゆみがやわらいだ
・時間とともに腫れや赤みが引いてきた


セルフケア

蚊やハチ、蛾、毛虫などの虫に刺されたときには、まず患部を流水でよく洗います。ハチ、蛾、毛虫では毒性をもつ針が皮膚に残っていることがあるので、ピンセットなどで抜きとるか、粘着性のあるテープを使って除去しましょう。
次に、ステロイド含有の軟膏があれば塗り、患部をばんこうそうなどで保護します。痛みやかゆみ、皮膚の赤みやふくらみなどがあっても触らないようにして症状が落ち着くのを待てば、多くは1〜2時間で回復してきます。
虫刺されで気をつけなければいけないのは、アナフィラキシーショックです。ハチ、とくにスズメバチに刺されたときには全身の状態にも注意を払い、呼吸困難や冷や汗、けいれんなどの症状が出てきたらすぐに医療機関を受診してください。

監修

東京医科大学 医学教育学分野 准教授東京医科大学病院 総合診療科

原田芳巳

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