ストレスで過食に走ったときは
最終編集日:2024/1/11
何か嫌なことがあったときなどに、無心に食べ続けてしまったという経験はありませんか。
このような傾向は女性に多くみられるようですが、特におなかが空いていたり食べたいものがあったりするわけではなく、お菓子などを手当たり次第に食べ続けてしまい、やめることができなくなってしまいます。
これは「食べる」という行為に集中することで嫌なことから意識がそれ、一時的にストレスと距離をとることができるからです。また、咀しゃくする感覚や食べ物でからだが満たされることで、気持ちが落ち着くということもあります。
もちろん、おいしいものを食べて気持ちがリフレッシュすることもあります。しかし、気持ち悪くなるまで食べたり、罪悪感を抱いてしまったりするなど、心とからだに負荷をかけるような食べ方をすると、新たなストレスを生み出してしまいます。
食べることでストレスを発散している自覚があるなら、食事以外の方法を考えてみましょう。音楽や映画、ゲームなど好きなものに没頭してみる、からだを動かすのが苦でなければ、ウォーキングやランニング、筋トレやスポーツなどを楽しむのもおすすめです。
疲れ切って何かをしたり見るのもつらいようなときは、自分の気持ちをひたすら書き出してみるのもおすすめです。思いのままに紙に書いてみたり、スマートフォンやパソコンで打ち出してみたりしてもよいでしょう。どうして嫌だと思うのか、どう変わってほしいのか、自分はどうなりたいのか、書き進めるうちに何を望んでいるのかがみえてくることもあります。
1人で抱え込まずに、友人や家族など、信頼できる人に話を聞いてもらうことも大切です。言葉にして伝えるうちに自分の気持ちを整理できたり、解決法を一緒に考えてもらえたりすることもあるでしょう。
また、ストレスは睡眠に影響を与えます。眠れない、眠りが浅いなどといった悩みはありませんか。「たかがストレス」と放置すると、深刻な心の疾患につながることもあります。無茶な食べ方が続いてしまい、睡眠や日常生活に不安があるときは、心療内科や精神科、メンタルクリニックなどの医療機関で相談することも1つの方法です。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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