Question

ストレスによる過食が止まらない

仕事やプライベートで嫌なことがあると手当たり次第食べてしまい、自分でも止めることができません。とくに食べたいものがあるわけでもないのですが、食べることで少し気持ちが軽くなるような気がします。体重も増加傾向にあり、健康面にも不安を感じています。

女性/20代

2021/12/21

Answer

仕事やプライベートで嫌なことがあると手当たり次第に食べてしまい、自分で止めることができず、とくに食べたいものがあるわけではないものの無意識に食べ物へ手が伸びてしまうご様子。食べることで気持ちが少し軽くなるように感じるのは、飲食で満腹中枢が刺激されるため満たされたと感じ、気持ちも落ち着く状態になっているのでしょう。食べすぎによる体重増加も気になるところで、このままの状況が続くとからだへの負担も心配ですよね。


ご相談者の場合、仕事やプライベートで嫌なことがあると食べてしまうという悪循環パターンを自分で自覚しているので、まずは嫌なことがあった時の対処法、気分転換法を他に持つことが現状打開への第一歩です。今まで行ってきた趣味や活動の中で、何か取り入れやすいものはないでしょうか。からだを動かすことに抵抗がなければ、例えば、仕事でイライラしたと感じた日の帰り道は1つ手前の駅から歩いて帰るだけでも、いくらか気持ちがスッキリすると思います。呼吸を意識しながら歩くことで、頭の中に酸素が行き渡り、心身ともにクリアな状態につなげていきやすくなります。また、自分の気持ちを紙に思いのまま書き連ねて、それを破って捨てるだけでも、イライラした気持ちから解放されるイメージが持て、気分の切り替えがしやすくなることがあります。この機会に、食べること以外で、何か自分に合った気分転換法を探してみましょう。


そして、時には信頼のおける友人や家族などにも、自分の胸の内を話してみるとよいでしょう。ご相談内容から、自分の気持ちを抑制して、我慢し続けていると様子が目に浮かび、1人だけで苦しい気持ちを抱え込んでいるのではないかと心配になりました。いつもはむずかしくても休日などに時間を作ってもらい、気持ちのやりとりをするだけで心が楽になったりするものです。こまめに吐き出すことも大切にしてくださいね。

ただ、それでも気持ちがおさまらず、ストレス発散が食行動につながって生活に支障が生じる場合はメンタルへの影響やからだへの負担も懸念されるので心療内科などで現状を相談する必要があります。医師と相談しつつ、カウンセリングなども並行して受けながら、心の整理と気持ちの持っていき方についてカウンセラーとやりとりするのもよい方法だと思います。まずは専門家への相談が必要ないか、ご自身の食行動を詳しくふり返ってみましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

ストレス
不安
摂食障害
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。