痛風予防のために積極的にとりたい食品は?
最終編集日:2023/12/14
痛風とは、からだの中に「尿酸」がたまり、関節の中で結晶化したものが引き起こす関節炎です。「痛風」という漢字のごとく、風に当たっただけでも痛いことから、そう呼ばれるようになりました。最初の症状が親指の足のつけ根の関節に起こるケースが多く、つけ根が赤く腫れて強く痛むのが特徴的です。
痛風を防ぐには、食事に気をつけなければいけません。食品に含まれる「プリン体」がからだの中で分解されると「尿酸」という物質になります。これは、分解時にできるいわば燃えかすのようなものです。通常、尿などでからだの外へ排出されますが、排泄力が低下すると体内の尿酸濃度が上がって結晶になります。そして、尿酸値が高い状態である「高尿酸血症」が長い間続くと、痛風が発症してしまうのです。痛風になるとなかなか治りづらく、尿酸値を正常に保たないと痛みの発作(痛風発作)が何度でも起こります。病気をコントロールしながら、つき合っていかなければなりません。
一般的に、痛風は男性に多い病気です。女性ホルモンには尿酸を排出する働きがあるため、女性は男性に比べると痛風になりづらいといわれています。しかし、ライフスタイルの変化により、女性にも増えているといわれています。
次のようなことに気をつけて、痛風を予防しましょう。
●プリン体の多い食品は控えめに……ほとんどの食品にプリン体が含まれ、特にレバー、白子、えび、いわし、かつお、一部の干物などにはプリン体が多く含まれています。どのような食事も食べすぎはよくありませんが、プリン体の多い食品には注意しましょう。
●血清尿酸値を上昇させる食品は控えめに……アルコール類全般やフルーツ、甘いジュースなどの飲料は尿酸値を上げます。また、アルコールの中でもビールはプリン体を多く含むと考えられており、注意が必要です。
●水分を積極的にとる……尿の中に含まれる尿酸の飽和度を下げるために、水分を積極的にとりましょう。ジュースなどでの水分摂取は避けるようにします。
●乳製品を積極的にとる……牛乳、チーズ、ヨーグルトといった乳製品には、血清尿酸値を下げる効果があります。カロリーや甘さが気になるときは、牛乳は低脂肪のものを、ヨーグルトは無糖のものを選びましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム