足先の痛みは、痛風発作の前触れ?
最近、よく足先に痛みを感じるようになりました。しばらくすると治まるのですが、今年の健診で尿酸値が高めと指摘されていたので、もしかして痛風発作の前触れではないかと心配しています。この時点で病院を受診したほうがよいでしょうか?
男性/40代
2024/06/15
足先の痛みは、整形外科領域のトラブルが原因で起こる場合が多いです。
また、尿酸値が高い状態が続き、痛風発作が起こる場合、その多くは足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて強く痛みだすことが多いです。
血液中の尿酸値が高いことを高尿酸血症といい、一般には血液中の尿酸が7.0mg/dLを超えた状態を指します。この高尿酸血症が基礎となって起こるのが痛風です。
痛風は、突発的で激烈な関節の痛みが特徴です。この関節部分の激しい痛みは痛風発作と呼ばれ、多くの場合、夜から明け方にかけて、左右のどちらか一方の足の親指の付け根の部分に起こってきます。数時間以内に患部は赤く腫れ上がり、押さえたときにはもちろん、ふとんの重みだけでもがまんできないほど痛みます。そのため、足をついて立ち上がることも歩くこともできなくなります。また、足の親指以外の指、足首、ひざ、手の指、手首などの関節にも起こることもあります。
一般的には数日間、尿酸血が高い状態が続いた程度では痛風が起きることはありません。通常は尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態が何年も続いた場合に痛風発作を起こすことが多くなります。
今回のケースでは、過去の健康診断で基準値を超えることが長年続いている状態でなければ痛風発作は起こりにくいと考えられます。
足の指先に症状が現れていることから、痛風の症状ではない可能性もありますが、症状が繰り返したり、続く場合には、整形外科を受診してみてはいかがでしょうか。
受診の際には、今年や過去の健診結果を持参して、尿酸値が気になっていることを医師に相談するとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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