健診で尿酸値が高め。痛風を発症する尿酸値の目安は?

男性/40代
2025/09/16

先日の健診で尿酸値が7.5mg/dLでした。基準値を超えているため、このままでは痛風になるのではないかと不安です。数値がどのくらい悪化すると、痛風になるのか、目安があれば教えてください。

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

尿酸値が7.0mg/dLを超える状態が続くと「高尿酸血症」と診断されます。ただ、高尿酸血症があるだけでは、必ずしも痛風発作を起こすわけではありません。

一般的に、尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態が何年も続いた場合に痛風発作を起こすリスクが高まるとされています。尿酸値が9mg/dL以上になると、痛風発作や尿路結石、腎機能低下などの可能性がさらに高くなります。


痛風発作は、血液中の尿酸が結晶化して関節に沈着することで起こります。多くの場合、足の親指の付け根の関節に激しい痛みや腫れとして現れますが、ほかの関節にも起こることがあります。 尿酸値を下げるための生活改善としては、以下のポイントが重要です。


●肥満の解消

肥満度指数(BMI)や体脂肪率が高くなると、尿酸値が高くなります。1日の食事の総エネルギー量を適正にし、肥満の人は体重を減らしましょう。


●プリン体を多く含む食品を控える

食事中に含まれるプリン体の過剰摂取は、尿酸値を上昇させます。プリン体を多く含む、レバー、干物、白子、イワシなどは控えましょう。


●アルコールの適量摂取

アルコールは体内の尿酸を増やします。週に2日以上の休肝日を設け、1日の適量(ビール500mL、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯程度)を守りましょう。特に、プリン体を多く含むビールは控えましょう。


● 水分を十分にとる

1日2L以上を目安に水分を補給し、尿酸の排出を促しましょう。


●適度な運動

ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。激しい運動や筋力トレーニングは尿酸値を上げることがあるので注意が必要です。


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