Question

少し動くだけで大量の汗が出る

汗の量が多いことに悩んでいます。少し動くだけでも汗がしたたるため、仕事や日常生活で恥ずかしくなることもよくあります。年齢的に更年期の影響もあるかと思いますが、どの診療科に受診すればよいですか?

女性/50代

2024/09/28

Answer

発汗はからだにとって大切な生理的反応の一つです。私たちのからだは、発汗などによって自動的に体温を調整しており、からだが熱くなり体温が上がると、汗をかいて体内の熱を放出します。

発汗には、からだのバランスを調整する自律神経が関わっていて、自律神経の変化によって、汗の量が多くなったり少なくなったりすることがあります。また、体調で汗の量が変化する場合もあります。


多汗で生活に支障がある場合には、医療機関で医師の診察を受け、原因を調べたり、何らかの治療が必要かどうかを診てもらうことがすすめられます。発汗は皮膚の症状なので、一般的には皮膚科ですが、状況に応じて、婦人科(更年期症状を疑う場合)や、内科(からだ全体を診てもらいたい場合)への受診も適応となります。


かかりつけの内科、皮膚科、婦人科などがあれば、そちらをまず受診されるとよいでしょう。かかりつけ医がとくになければ、前述のうちで受診しやすい診療科を選んでもよいでしょう。

受診の際は、医師に状況をよく理解してもらうため、「いつから」「どんなふうに」「変化の程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えることをおすすめします。


参考に、発汗の調節をする自律神経を整えるセルフケアをご紹介します。

基本的なことですが、第一にいわれているのは食事と運動です。

バランスのとれた食事を1日3食とること、運動習慣をつけることで自律神経の乱れを整える効果が期待できます。運動は長く続けられるよう、ウォーキングなど、手軽でからだへの負担が少ないものから始めることがおすすめです。日常生活のなかで歩く機会を増やしたり、休みの日を活用して出かけたり、自身に合う方法を探してみましょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

更年期障害
多汗
自律神経の乱れ
更年期

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。