Question

胃腸の不調はコロナの後遺症?

コロナに感染し、症状がおさまった後、数日してから後遺症のような症状に悩まされました。嗅覚障害や味覚障害は回復してきましたが、吐き気や食欲不振など胃腸の不調が今も続いています。消化器内科を受診し、処方された薬を飲んでいますが、これも後遺症なのでしょうか。別の診療科に受診したほうがよいでしょうか。

男性/30代

2024/09/22

Answer

新型コロナウイルス感染後、コロナウイルスが検出されなくなっても、倦怠感などの症状が持続的にみられることがわかってきました。主な症状は、倦怠感、せき、息切れ、嗅覚障害味覚障害、動悸、下痢、腹痛、脱毛、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつなどです。厚生労働省が公表している新型コロナウイルス感染症の後遺症に特化した診療手引きのなかで、こうした症状を「罹患後(りかんご)症状」と名付けています。症状の原因は、いくつかの仮説が提唱されているものの、明確にはわかっていません。治療はそれぞれの症状に対する対症療法が中心となりますが、時間経過とともに発現率が低下する傾向があるとされています。

ご相談者は症状に適した診療科をすでに受診されていますので、完治までは少し時間がかかるかもしれませんが、現在の状態や今後の治療について、引き続き主治医に相談されるのがよいと思います。

消化機能は、疲れや寝不足、過度のストレスでトラブルが起きやすいため、十分な休息をとり、気分転換を図ることが大切です。胃酸を刺激する脂質の多いものや香辛料、炭酸飲料などは控え、食事はよく噛んで、ゆっくりとるよう心がけましょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /

関連するキーワード

後遺症
新型コロナ
吐き気
嗅覚障害
味覚障害
食欲がない
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。