徐々に増す脇腹の痛み。詳しい検査を受けるべき？

脇腹など腹部の痛みは、胃腸の炎症や便秘など消化器系の器質的要因（臓器などの異常によるもの）で生じることが多いですが、不自然な姿勢や疲労などによる「肋間神経痛」、心身の疲労、緊張など心理的なものもあり、その原因はさまざまです。

器質的要因でない場合は一時的な症状として起こり、心身の休息や胃腸への負担が少ない食生活を送ることで、多くは自然に軽快していきます。

症状が長期にわたる、出現する頻度が多くなる、症状を感じる範囲が広がっている場合は、まずは臓器や器官の病気が原因なのかどうかを考えるのが一般的です。

ご相談者の場合、１カ月ほど前から症状が続いているご様子ですので、詳しい検査を希望することを医師にお伝えし、胃カメラや超音波（エコー）検査などを受けてみてはいかがでしょうか。受診科は消化器内科が適していると考えます。

症状の経過と現況をよく理解していただくためにも、受診の際には、「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを整理なさって、主治医に伝えるとよいでしょう。