Question

くり返す突発的な胃腸の不調

今朝、急に胃が痛くなりトイレに駆け込んだところ、下痢と嘔吐に加え、大量の汗が吹き出して止まらない状況に見舞われました。しばらくして落ち着きましたが、以前にも何度か同じ体験をしたことがあり、理由はわからないままです。またこんなことが起きたらと不安でたまりません。何か対処法があれば教えてください。

女性/30代

2022/11/23

Answer

吐き気や嘔吐、下痢などの消化器症状は一般によくみられ、その原因の多くは数日で軽快する感冒性胃腸炎や急性胃炎、二日酔い、めまい、暴飲暴食だといわれています。排便の回数が多く、軟便や水様便がみられる状態を「下痢」と呼びますが、健康な人でほかに目立った症状がなければ、たいていは自然に治まる消化器の弱い感染症か、食べすぎによるものと考えられます。こうした場合は水分を補い、胃腸の刺激となる飲食物を控えることで数日以内に軽快します。


吐き気を催すと顔色が青くなり、唾液が出たり冷や汗をかいたりします。これは脳内の嘔吐中枢と共に、血管・消化管運動や唾液分泌を支配する中枢が刺激を受けることで生じる現象です。嘔吐のほかに、腹痛、下痢、食欲不振、発熱、せきなどかぜ症状がある場合は感冒性胃腸炎が疑われるため、かかりつけの医療機関を受診しましょう。


上記のように胃腸の不調にはさまざまな要因があり、症状から原因を絞り込むことは困難ですが、さしあたって胃腸炎など消化器系によるものが考えられます。以前にも同様の体験があったとのことから、できれば症状が起きているときに医療機関にかかるのがよいと思います。週末や夜間であれば救急外来を受診するか、翌朝まで安静にして消化器内科にかかることをおすすめします。


続いて、消化器症状時のセルフケアについてご紹介します。

下痢や嘔吐が激しいときは食事を控えましょう。胃腸を休ませるために、嘔吐直後から1時間程度は水分摂取も控えます。症状が落ち着いてきたら湯冷ましや薄い番茶、イオン飲料などから水分をとりましょう。牛乳などの乳製品、ポタージュのような濃度の高いもの、炭酸飲料やアルコール類、冷たい飲み物は避けてください。


食事は野菜スープなどの流動食から始め、徐々に固形状のものをとるようにします。重湯、おかゆ、軟らかいごはん、パン、じゃがいも、大和いも、はんぺん、白身魚、鶏胸肉、ささみ、脂が少ないひき肉、卵、豆腐、オートミールといった軟らかく消化のよいものをよくかんでいただきましょう。1回の食事量を少なめにし、回数を増やすのもポイントです。調理には油を使わず、煮る、蒸す、つぶす、裏ごしにすると胃腸への負担が少なくなります。具体的には、煮込みうどん、オムレツ、半熟卵、卵豆腐、具なしの茶碗蒸し、野菜のおろし煮、白身魚の煮つけなどがおすすめです。バナナ、メロン、りんごなどの果物も適しています。

一方、繊維の多い野菜やきのこ、海藻類、脂を多く含む肉類や青魚、油や香辛料などを使った食事は胃腸を刺激するので不向きです。


おなかがゴロゴロするときは、腹巻きや下着を重ねたり、ホットパックを当てて軽く温めると症状が落ち着くことがあります。また、普段から睡眠をよくとり、疲れをためないように規則正しい生活を心がけることも大切です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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