Question

飲酒量をコントロールできなくなってきた

仕事や家庭のことなどでストレスを感じると、ついお酒を飲みすぎてしまいます。自分では軽く酔う程度の感覚だったのに、酔ってソファで寝てしまったり記憶がなくなったりする日もあり、だんだん飲む量をコントロールできなくなってきています。病院へ行ったほうがいいのかもしれませんが、大げさなようで気が引けます。

男性/40代

2022/10/15

Answer

お酒を飲む量をご自身でコントロールできなくなってきていると感じ、病院受診も考慮されるなど、対応に悩んでいるとのこと。


まず、アルコール依存症とは、お酒がないと不安になる、お酒が切れると不快な症状が現れるなど「アルコールがないといられない」状態になってしまうことをいいます。ご相談者は「病院へ行くのは大げさなようで気が引ける」というお気持ちがあるようですが、お酒とのつき合い方に悩む人は実際多くいます。そして、その始まりの多くはお酒を飲むことでストレスを緩和させたい、というその人なりの対処方法だったりするといわれています。

今回の質問も、ご相談者にとっては現状をどうにかしたいという思いがあったためと思われます。実際に、お酒とうまくつき合うことは、肝障害や膵炎、糖尿病や咽頭がんなど、アルコールによるさまざまな病気にかかるリスクを軽減することにつながります。


まず、具体的な目標を立てながら、ご自身で行える方法をいくつか試されてはいかがでしょうか。飲酒の日数や量、多量に飲んだ日数を確認し、1日もしくは1週間のドリンク数や飲酒の日数を決めます。飲酒日数を決めて、休肝日を週に2回以上設けることで、飲酒量が減るという報告があるようです。また、飲酒に関する日記をつけ、目標を達成できたら○、できなかったら×をつけるなど、自身が飲んでいる量を記録して可視化すると、振り返ることができます。家族の協力も得て、一緒に取り組まれることも効果的です。


上記の方法でも改善がみられない場合は専門家の力を借りることが大切です。現在はお酒とのつき合い方を変えたい人に向けた「減酒外来」など、飲酒について相談できる診療科が増えています。もしも病院に行くことに気持ちが向かないようでしたら、まずは専門のサポート窓口へ相談されることがすすめられます。各市区町村の保健所などでアルコール問題の個別相談を実施している場合もあるので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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