雪眼炎

せつがんえん

最終編集日:2023/1/25

概要

雪眼炎(雪目)は、眼科の臨床では「電気性眼炎」と呼ばれます。スキー場での雪による反射や海水浴場で、強い紫外線を浴びた後に起こります。目の外傷ともいえる状態です。電気性眼炎には、ほかに溶接の光線によるものや殺菌灯によるものなどがあります。

原因

目が、紫外線を短時間に大量に浴びる(曝露する)ことで、黒目を覆う角膜上皮に障害が起こります。

症状

目の充血、違和感、目がごろごろする、目の痛み、涙目、光をまぶしく感じるなどの症状が、紫外線に曝露してから6~10時間後に現れます。応急処置として、ドライアイ用の点眼薬を差し、目を冷やすといいでしょう。目をこすらないようにします。

検査・診断

問診で、紫外線を短時間に多量に浴びたかを確認し、細隙灯顕微鏡で角膜の状態を検査します。

治療

角膜上皮の傷を改善するヒアルロン酸点眼薬と、感染予防のための抗菌薬の点眼薬を用います。痛みが強い場合は、鎮痛薬を使うこともあります。症状の多くは半日から2日で改善されます。

セルフケア

予防

スキーや海水浴のときにはゴーグルやサングラスを必ず使用することで、雪眼炎を予防できます。

通常、紫外線は角膜で吸収されるため、目のなかにまで届くことはありません。しかし波長の長い紫外線(UVA)は目のなかに到達しやすく、白内障の原因になるといわれています。短時間だから、あまり日光が強くないからといって油断せず、必ず目を保護してから楽しむようにしましょう。

監修

井上眼科病院 院長

井上賢治

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