気をつけたい「夏の3大かぜ」

最終編集日:2022/6/8

夏に多くみられる「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」「手足口病」は、3大夏かぜとも呼ばれます。いずれも夏に活発化するウイルスを原因とする感染症で、毎年のように子どもに流行がみられます。代表的な夏かぜについて知っておきましょう。


●突然、高熱が出現「ヘルパンギーナ」

5歳以下の子どもにみられるがことが多く、突然の高熱と続いて起こるのどの痛みが特徴的な症状です。

【症状】①発熱(39℃前後)、②のどの痛み(小さな水疱〔水ぶくれ〕ができて、それが潰瘍になる)、③食欲低下

【原因】コクサッキーウイルスA群、エコーウイルス

【治療と対処】①解熱剤、②水分補給、③食事はやわらかくて、ぬるめのもの、④飲食ができないときには点滴治療


●登園・登校が不可に「咽頭結膜熱(プール熱)」

活動量が増えてくる幼児から学童期の子どもに多くみられます。保育園や幼稚園、学校への登園・登校はできなくなるため、注意が必要です。

【症状】①急に高い熱が出る(4~5日で下がる)、②のどの痛み、③目の充血、目やに、④せきや下痢を伴うこともある

【原因】アデノウイルス

【治療と対処】①解熱剤、②ステロイド点眼薬を使用することもある、③下痢があるときは特に水分補給をまめに行う


●手足や口の中に発疹「手足口病」

その名の通り、手足や口の中に水ぶくれのような発疹が出現します。乳幼児を中心に、毎年のように流行がみられます。

【症状】①38℃前後の熱が1~3日間続く(熱が出ないことも多い)、②手のひら、足の裏、口内に米粒~大豆大の水疱性発疹が出る、③口内の水疱(水ぶくれ)は破れると痛む、④手足の発疹は2~3日で小さくなり、約1週間で消える。ひざやお尻にも水疱ができることも

【原因】コクサッキーウイルス、エンテロウイルス

【治療と対処】①症状は一般に軽いため対症療法が主、②水分補給、③食事はやわらかくて、ぬるめのもの、④頭痛や嘔吐があるときには髄膜炎の合併に注意


夏かぜは保育園や保育所などでの集団感染も多くみられます。かかってしまったときは、早めに医療機関の受診を。ホームケアの基本は、栄養と水分補給、安静です。


予防のポイントとしては、免疫力を低下させないこと。夏は暑さで体力が低下しがちですが、十分な睡眠、規則正しい食事などで毎日の生活リズムを整え、体調が悪いときには無理な外出などは控えましょう。また、普段から手洗いやうがいをしっかりと行い、家庭内でも食器やタオルの共有などを避けるようにすることが大切です。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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