Question
手足口病で熱が続く。再度病院に行くべき?
1歳の子どもに発熱、手足に発疹が見られ小児科を受診したところ手足口病と診断されました。熱は朝は下がっても、夕方にはまた高くなり、38℃台になることもあります。発疹は落ち着いて、食欲もありますが、熱が下がりきらないため、もう一度診てもらうべきか迷っています。
女性/30代
2024/06/18
Answer
手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹ができるウイルス感染症です。感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が現れます。発熱は約30%にみられますが、あまり高くならず、高熱が続くことは通常はないようです。ほとんどは、数日で自然に治癒する病気です。
しかし、まれに、髄膜炎、脳炎などの中枢神経系の病気や、心筋炎など、さまざまな合併症が起こることがあります。
経過中に、高熱・発熱が2日以上続く、嘔吐、頭痛、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速く息苦しそう、水分がとれずに尿が出ない、ぐったりとして元気がない、などの症状がみられたら、重症化や合併症の発症が疑われるため、受診が必要となります。
手足口病に特効薬はなく、基本的には軽い症状の病気であるため、経過観察を含め、症状を改善する「対症療法」が行われます。
ご相談者のお子様は、食欲はあり機嫌が良いようですが、なお発熱を繰り返しているなどの気になる症状もあるため、症状が改善しない場合には、再度受診を検討してみてはいかがでしょうか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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手足口病
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