Question

次男に続き、長男も手足口病に

先日、次男(2歳)が手足口病にかかりましたが、長男(5歳)も今朝から手足に発疹ができており、手足口病がうつったのではないかと心配しています。次男を受診させたときに、この病気は特効薬がないと聞きましたが、受診は必要でしょうか。長男は発疹が出ているだけで、熱はなく、元気もあります。効く薬がないのであれば、受診をしないで家庭で様子をみてもよいですか。

女性/30代

2021/12/21

Answer

手足口病は口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性(すいほうせい)の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症で、夏場に流行しやすく、原因ウイルスが複数あるためくり返し感染することもあります。手足口病の原因ウイルスに効く薬はなく、受診をしても自然に症状が治まるのを待つか、もしくは対症療法が行われます。


ただし、まれに重症化することもありますので、頭痛や嘔吐、熱が続く、水分がとれないなどの症状がみられる場合は、受診を急ぐ必要があります。また、たとえ軽症と思われても、医師の診察を受けることで、家庭で様子をみる場合に安心できますので、できれば受診をすることをおすすめします。


家庭でのケアとしては、栄養補給と水分補給を十分行って安静に過ごすことです。食欲がないときはゼリーやプリン、豆腐やそうめんなどのど越しのよいもの、のどや口に食べ物がしみて痛がる場合は、薄味にして常温で与えてみてください。飲み物は水や麦茶がよいでしょう。下痢をしているときは子ども用のイオン飲料がおすすめです。また、他者への感染を防ぐために、排泄物の取り扱いに気をつけ、手洗いを十分行ってください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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